日本発祥のトレーニングメソッド「加圧トレーニング」は、画期的な手法として世界中で注目されています。加圧トレーニングのメリットを解説します。
加圧トレーニングは、腕や足の付根を専用の圧迫器具で締め付け、血流を適度に制限して行われるトレーニングです。
血流が制限された状況は、数十秒で筋肉を酸欠状態にします。手足に乳酸が溜まって、だるく重く感じ、通常のような運動すら難しくなります。これはハードなトレーニングによって筋肉が追い込まれ、「くたくたに疲れた状態」の再現です。
この状態でのトレーニングは成長ホルモンの分泌を活発化させ、筋力と持久力を同時に鍛えることができます。したがって、通常のトレーニングよりも短時間で効果を得ることができます。
ランナーや登山家の行う「高地トレーニング」は、あえて酸素の薄い高地でトレーニングを行うことで心肺機能に負担をかけ、低地よりも短い期間で全身を鍛える手法です。
加圧トレーニングは筋肉に対して同様の作用を起こします。加圧され、酸素の不足した状態でのトレーニングは、通常より筋肉に負荷をかけます。
しかし、負荷をかけている時間そのものは通常のトレーニングよりも短いため、筋肉の疲労はそれほど溜まりません。大量の成長ホルモンが分泌されることから、疲労回復も短期間で行われます。
通常のトレーニングよりも疲労回復の待機時間が短いため、トレーニングの頻度を上げ、短期間で効果を得ることが可能になります。
もともと加圧トレーニングは、ボディビルディングの手法として発見されました。
加圧なしの場合、トレーニングの過程でどうしても不要な部分の筋肉もついてしまうことがありました。加圧した状態であれば、負荷をかけたい部分とそうでない部分のメリハリをつけやすいため、バランスをとりながら筋肉を増量させることが可能です。
加圧トレーニングによって大量に分泌される「成長ホルモン」の代表的な働きのひとつに、「体脂肪の分解」があります。
成長ホルモンは体脂肪を「遊離脂肪酸」に分解します。遊離脂肪酸はエネルギーとして変化しやすい状態の脂肪のことを言います。加圧後は通常よりも脂肪が燃焼されやすい身体になっていると言えるでしょう。
そこで加圧後、2時間の間にウォーキングやジョギングなど、軽い有酸素運動をすることで最も効率的な脂肪燃焼が可能になります。
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